闇に揺れる人の心か

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伝統的なものの中に新しいものを。
それはとても大変な試みなのでしょう。
ちょっと聞いた時から観たかった、歌舞伎。
「江戸宵闇妖鉤爪」
江戸川乱歩の「人間豹」をモチーフにした新作歌舞伎です。
江戸川乱歩、結構好きで読んでましたし、歌舞伎だし、しかもこの作品をどうするのだろう、と、興味が湧きました。
あの独特のどろどろとした世界観、人ではないという存在をどう描くのかなど。
舞台は江戸末期、維新間近の江戸が舞台になり、設定も多少なりと変わっています。
其処に多分、現代ならではのメッセージ色の強い台詞があったりしたことで、二役をこなすことの意味があったのではないかな。
歌舞伎と現代劇は違う。
だから魅せ方が違うし、歌舞伎でしか出来ないことが沢山あると思う。
でもちゃんと乱歩だった、と思って、私は観て良かったかな。
むちゃくちゃを言えば、5年後の染五郎丈と15年前の幸四郎丈で演じて頂けたら…?
なんて(笑)。
観る者は勝手ですね。
あ、でもね、お席も良かったのです。
最後の大凧宙乗り、ほぼ正面でしっかり見られましたもの。
宙乗りの役者さんを正面から見られたのは大きな感激かも(笑)。
あの状態で見得を切る、凄いなあ、と改めて。
来年はもう少し、歌舞伎も観に行こうかな。
いや、行かないと!!



冷たい手を温めるもの
それはもう一つの冷たい手


施基
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by shiki_cappa_m | 2008-11-25 00:00 | 観ること | Comments(0)


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