広い世界のほとりで思うこともの

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友人に誘われて、久し振りの劇場に、芝居を観に行きました。
其処に行くのはもう、何年振りでしょう?
もっともっと観に来ていれば良かったなあ、と思ってしまいます。
イギリスの翻訳劇、でした。
「広い世界のほとりで」
此処は面白い造りの劇場。
一見すると倉庫にしか見えませんが、なんの!天井も高く奥行きもあり、客席と舞台の距離もちょうど良く、小屋の空気の一体感が味わえます。
そんな場所での芝居。
ごく日常的な、危ういバランスの上に成り立っている日常の崩れとその再生と。
言葉にしてしまうことの躊躇われる其々の思いと。
どうしようもない閉塞感と爆発させる術を持たずに燻らせた結果の爆発や。
けれど観終わった後はなんだかすっきりしました。
それはやっぱり役者さん方の力量が大きいのでしょうね。
聞いていて安心感のある声や立ち姿。
余計な雑音がなくその世界を観ることが出来る。
楽しい時間でした。
そうそう、また新しい友人にも出会えましたし。




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倉庫みたいでしょう?
元々は倉庫だったのかな?
けれど、此処ももうすぐ取り壊されてしまうそうです。
売却されてしまって、その後にはマンションが建ってしまう計画だとか。
寂しい。
確かに老朽化しているかもしれないけれど、こんなに雰囲気のある場所なのに。
最近はなんでも取り壊して新しくしてしまう。
地震大国日本だから仕方ないと言われればそれまでだけれど…。
この不況時に芝居小屋を持っていても利益は上がらないかもしれないけれど…。
目には見えない何かを守っていって欲しい。



凍るような朝陽の後に柔らかな風
まるで春のようだけれどまだまだ遠い
真冬に咲く白い花
それを咲かせる為の小さな布石


施基
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by shiki_cappa_m | 2008-11-09 00:00 | 観ること | Comments(2)
Commented at 2008-11-09 21:57
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by shiki_cappa_m at 2008-11-11 09:29
◆鍵コメさんへ
おはようございます。
石造りと木との差なのかな、とか、土地柄、気候柄の差もあるのかな、などと色々考えてしまいます。
町並みをそのまま残すのは、やはり難しいのでしょうか。
でもなんでも新しいものをよしとする風潮がある気がして、ちょっと寂しかったりしますね。
きっと、鍵コメさんは、直に見てきているから実感もあるでしょうね!
んー、私も行きたい(笑)。
先日は貴重なお時間、ありがとうございました。
ふふ、次はきっと、底冷えのするあの場所で!!
楽しみにしています。

施基


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